除夜の鐘の意味とは?なぜ、108回?
除夜とは?
除夜とは、「除日(じょじつ)」の夜のことを言います。
「除」には、古いものを捨てて新しいものに移るという意味があります。
除日とは、一年の一番最後の日という意味を表し、大晦日(おおみそか)のことをさします。
除夜の鐘とは?
除夜の鐘とは、大晦日(12月31日)の深夜0時をはさんでつく鐘のこと。日付けが新しい年になる時を鐘をつきながら迎えます。
除夜の鐘の意味とは?
人には百八つの「煩悩(ぼんのう)」があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘をつく回数は108回とされています。除夜の鐘は、それら108つすべての煩悩を払いおとして、新たな心で新しい年を迎えるためとされています。
本来、仏教の修行を積むことによりこれらの煩悩(心の乱れ)を取り除くことができるのですが、除夜の鐘には厳しい修行を積んでいない人でも、心の乱れや汚れを祓う力があるという信仰が現在まで伝わり、除夜の鐘は続いているようです。
なので除夜の鐘は、普通の日ではなく「除夜」である大晦日に鐘を打ちます。
煩悩とは?
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことを言い、仏教における考え方からきています。簡単に言うと、人間の欲のこと。食欲、睡眠欲、性欲など、108つあるとされています。
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