韓国では、なぜご飯をスプーンで食べるのか？

2015年1月9日(金)

韓国ドラマなどを見ていると、
韓国人は、鉄の箸とスプーンを使って食事しています。

日本とは箸文化という枠では共通していますが、
箸を使うなら、ご飯もはしで食べればいいのにと思うのは僕だけではないでしょう。

韓国人は、ご飯をスプーンで食べるのです。
一体なぜなのか？

日本と同様に韓国でも米飯を主食としていますが、
日本人は韓国に行って、間違えて、お箸のままでご飯を食べようとします。
しかし、これはマナー違反になります。

韓国のご飯はスプーン(スッカラ)で食べます。

韓国には「お箸はおかずをつまむ時のみに使う」というルールがあるようです。
箸は「チョッカラ」と呼ばれています。

ご飯をスプーンで食べる理由は諸説あるようです。

まずは、韓国料理は、汁物の割合が多いので、お箸のみを使うのが非合理的だという理由。

それと、韓国の作法では食器を手に持つことはありません。
日本の味噌汁のように、食器を持ち、すするということはマナー違反のようです。
そのため、汁物を食べる時はスプーンが必要になってきます。

食器を持たずに箸でご飯を食べることは難しいということも理由の一つだと思われます。

昔、奴隷たちがそのように食器を持ち食べていたからだと言われています。
なので下品に見られるようだ。

なぜ箸は鉄製なのか？

箸だけでなく、昔は銀食器が多かったようだ。
宮廷で使われ、それが庶民にも広がったという。

昔の箸は「銀製」で、現在はステンレス製とのこと。
銀製にこだわる理由は、まず、長持ちするから。

そして、元は箸やスプーンも「銀製」で、その理由は、暗殺が横行していたからとのこと。
銀は毒にあうと直ぐに変色するそうだ。