花火の時「たまや~!」と叫ぶのはなぜ?
綺麗な花火を見て、
何か叫べ!
と言われたら、ほとんどの人がこう叫ぶのではないでしょうか?
たまや~!
と。
この「たまや~!」。
何なのか?
調べてみると、
「たまや(玉屋)」という江戸時代の花火師。
玉屋の他には「かぎや(鍵屋)」があり、この時代の2大花火師だったようです。
1659年に創業した「鍵屋」がのれん分けして「玉屋」が1810年に創業したようだ。屋号の由来はお稲荷にまつってあるいなりが鍵と玉を持っていたので「鍵屋」になったとのこと。ちなみに、玉屋は火事を起こして一代限りで廃業したようだ。
現在、「鍵屋」は東京で「宗家花火鍵屋」として続いており、「玉屋」は千葉に「元祖玉屋」という名前の会社があったが、ここで書いている「玉屋」なのかはわからない。
なぜ「たまや~!」と叫ぶのか?
歌舞伎でひいきの役者に向かって「~屋!」と叫ぶことと同じで、花火の時もファンがついていて、花火をうちあげると掛け声をかけて応援したとのこと。それが現在まで残っているようだぞ。
「たまや~!」は屋号なので、今度から花火の時に叫ぶ時は、打ち上げている会社名を叫ぶのが正しいということになる。叫ばれた会社の花火職人はきっとみんな喜んでくれることでしょう。