「それがし」と「拙者」に違いはあるのか?
それがしと拙者に違いはあるの?
時代劇などを見ていると、武士が「それがし」や「拙者」とよく言います。
自分のことを指していることはわかりますが、この2つの言い方に違いはあるのだろうか?
拙者
拙者は、文字通り「拙い(つたない)者」と書きます。
「拙い(つたない)」とは、「能力が劣っている」という意味。
相手に対して「私はあなたと比べれば、大した人間じゃないです。」と自分をへりくだっている言い方。
それがし
「それがし」は「某」と書きます。
「某(それがし)」は、その名がわからない人や事物を指すようだ。
そのままでは、「誰かわからない人」という意味ですが、「それがし」を使う意味はちょっと違い「自分は誰と言うほどのこともないつまらない人間です。」と相手に対して自分をへりくだった言い方。
「それがし」と「拙者」の使い分けはあるの?
上記の結果から、意味は同じで使い分けもなく、共に自分をへりくだった言い方なのだ。
日本人が謙虚と言われる由縁はここにもあるようだぞ。
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