相撲の「はっけよい、のこった」の意味は??
はっけよい
まず「はっけよい」は、
力士の動きが止まったりする時に、奮起を促すためのかけ声とのこと。
これには様々な説があるようで、
まず、「当たるも八卦当たらぬも八卦」の「八卦(はっけ)」が語源だという説。
八卦とは、中国で考えられた思想で、万物の現象を八つのかたちに表したもの。
陰と陽、光と影、表と裏があり良い面もあれば悪い面もあるという意味。
「良い八卦」ということで「八卦良い」という説です。
次に、「発気揚々(はっきようよう)」が「はっけよい」になったという説。
他にも「早く競いなさい」という意味もありましたが、
日本相撲協会公式サイトには、「ハッキヨイ」とは「発気揚揚」がつまったもので、気分を高めて全力で勝負しようという意味と書かれていたので、「発気揚々」がなまったもの、これが最も有力だと考えられています。
のこった
「のこった!」は、そのまま「残った」と書き、土俵内に足が残った事を力士に伝える意味で、取り組みが続いていることを表しています。
ですので、「はっけよいのこった!」を漢字で書くと、「発気よい残った!」が最も有力なようです。